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Bitwig3.1にアップデートしたので新作EDM/DUBSTEPで編集を試してみた

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約7分
TRYTOFLY [Dubstep demo ver.]
以前からフレーズネタを練っていた新曲のメロディック・ダブステップ「TRYTOFLY」のワンコーラス・デモです。

今回は新たにバージョンアップした「Bitwig studio3」で編集を試しています。

YouTubeの映像制作向きEDM・メロディック・ダブステップの「TRYTOFLY」をフリーBGMに追加しました。


つい最近までは前バージョンの「Bitwig2.35」を使っていて、特に不自由なく安定動作していたのですが、MacのOSアップデートで「macOS Mojave」にしたところ状況が急変。

OSアップデートでBitwigの動作がかなりモッサリに、スクロールもカクカクで騙し騙し我慢して使っていました。


大分前ですが、「Bitwig studio3」になり外観もちょっとカッコよくなり、そのうちバージョンアップすれば良いかな程度に思っていました。
というのも使ってるソフト音源で不具合が出るとメンドくさい事になるので躊躇していましたが、最近のベータ版で問題ないことを確認。


いい加減動作カクカクの「Bitwig2.35」にストレスがマックスになったので、かなり遅れましたがバージョン3にアップデートしました。

今回は色々実験もしたかったので、ベータ版のバージョン「3.1 Beta5」で編集しています。
バージョン3は起動も早く、スクロールや動作もヌルヌル・サクサクでかなり作業効率もアップ!

一部のプラグインエフェクトで掛かり具合が以前と違うものがあるぐらいで、気になる不具合は特にありませんでした。



今回は曲構成はシンプルでBPMは140。

サウンドも比較的スタンダードなシンセの音を使っています。



冒頭のピアノの打ち込み。
今回はBPM140固定で考えていたので、何パターンか作ってWAVファイル化して並べてチョイスしています。



ダブステップのシンセベースもアタリをつけた箇所で打ち込んで、サクサクWAVファイルに変換しています。
一個一個ソフトシンセを起動しているとCPU負荷がかかるのが嫌なのと、作った音にあれこれ悩まないように決め打ちで固めてしまった方が完成が早いので、毎回そうやっています。

要所で変化をつけたいところはダブステップのサンプリング音源のベースを波形編集で作った音を混ぜています。



今回はSUB BASSはBitwigの付属音源「FM-4」で試しています。
イコライザーで低音部分のみ使用します。




ドラムトラックの打ち込み画面です。
キックとスネアをサンプラーで鳴らしています。

Bitwigはシンセベースとかにダイナミクスのエフェクトのサイドチェインで音色変化をつけるときちょっとした裏技があります。

通常キックの音をトリガーにしてベースの音量を一時的に下げて効果を出したりしますが、キック種類や余韻の長さを計算しないと掛かり具合の調整が難しかったりします。

今回のキックの音は若干余韻が長い部類でしたが、ダミーの短い余韻のキックのトラックを利用してサイドチェインの効果を掛けるというやり方をしています。



ダミーのキックの音はかなり余韻の短い設定になっています。



Bitwigのサイドチェインのトリガーとなるトラックはミュートしていてもその効果は掛かったままという特性を利用して、ドラムトラックのキックをコピーした打ち込みデータをそのままダミーのキック・トラックにペーストし、ミュートします。



トリガーのトラックをダミーの方のトラックに指定しても問題なくサイドチェインの効果がかかります。
ダミーのキックのトラックをミュートすることで、邪魔なダミーのキックの音も鳴らないので、短いサイドチェインの効果だけ活用することができるという感じです。

通常はアタックタイムやリリースタイム、スレッショルドやレシオなどで調整しますが、極端に短い効果をかけるときは、どうしてもキックの音を短い余韻の物に変えないと調整は難しくなります。
そういったときに、そんなに手間のかからないこの方法だと短時間で調整できるといった手法です。

更には、ダミーの方のキックの打ち込み次第で掛かりを調整できるので、サイドチェインをかけたくない部分、例えばキック連打の部分などは、その部分を消してしまえば良いだけとなります。

元のドラムトラックは弄らずに、ダミーのキック・トラックで任意の場所でサイドチェインのオン・オフができるので、編集の幅も広がる感じです。

ダミーのキック・トラックに数種類の余韻のキックを読み込んでおけば、サイドチェインのかかり具合や長さも自由自在です。
これをダイナミクス系のプラグイン上でやるとなると、一々オートメーションで調整しないとならず、結構めんどくさい作業となってしまいますね💦



といった感じで、今回は新たにアップデートした「Bitwig Studio」で新曲の編集を色々試してみましたが、かなりストレスフリーな楽曲制作ソフトに仕上がってると感じました。

特にダンス系の楽曲制作する方や、「Ableton Live」を使ったことがある方などには向いている音楽制作ソフトだと思います。

自分の場合はこのソフトがないと作業効率がかなり落ちるので、完全に「Bitwig」がメインの制作ツールになっています。
と言っても、付属のプラグインはダイナミクスとフィルターくらいしか使わないので、ほとんど編集機能をメインに使っています。

恐らく「Bitwig」そのものの機能は40%くらいしか活用していないかもしれません💦



次回はトランス系の楽曲でまた色々実験してみたいと思っています。

YouTubeの映像制作向きEDM・メロディック・ダブステップの「TRYTOFLY」をフリーBGMに追加しました。





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